掌編小説/2021年4月6日/ 笹塚心琴 とある週明け、コーヒーを淹れるきみと 朝、目を覚ますと横にもうあなたの姿はなくて、珍しいことと思いながらリビングに向かうと、あなたはコーヒーメーカーのスイッチを入れているところだった。 「おはよう」 私が声をかけると、あなたは「おはよう」と返事した。考えてみ […] 続きを読む