Policy
ほがらかに歌うように生きたいと願いながら、
悲しみや苦悩に裏打ちされたほんとうの優しさに光をあてるような創作をめざしています。
Personal information
- 名前
笹塚 心琴(ささづか ここと) - 血液型
A - 星座
みずがめ座 - 六星占術
霊合星人(土星+) - 動物占い
コアラ - 好き
トマト、まぐろの刺身、ブルーベリー、「おかしい(とされる)」コトモノ全般 - 敬愛する人
中原中也
Biography
198×年北海道生まれ。気ままなOL。
The work
◆現在文学フリマ等のイベントで頒布中の作品(こちらにも詳細を掲載しています)
短編小説 純愛とか笑わせんな

ありのままのあなたでいい、は時として暴力だ。
警視庁捜査一課の若手刑事、葉山秋広には少し異様な性癖がある。それを知っていながら、警視庁随一のじゃじゃ馬事務員、若宮は葉山にすっかり惚れ込んでいるのだ。 若宮はいう。 「どうせ殺すなら、私にしてくださいね」。 ヤバすぎる性癖を持つ想い人を振り向かせるために、若宮の無茶苦茶な奮闘がはじまる。
頒価:500円
警視庁捜査一課の若手刑事、葉山秋広には少し異様な性癖がある。それを知っていながら、警視庁随一のじゃじゃ馬事務員、若宮は葉山にすっかり惚れ込んでいるのだ。 若宮はいう。 「どうせ殺すなら、私にしてくださいね」。 ヤバすぎる性癖を持つ想い人を振り向かせるために、若宮の無茶苦茶な奮闘がはじまる。
頒価:500円
長編小説 コトノハ

それぞれがそれぞれの「一歩」を踏み出す物語。
東京の西の街にある喫茶「コトノハ」。ここには人生に少し疲れてしまった人たちが、安らぎを求めて集う場所。
ある日、コトノハに「魔女」を自称する女性が現れたことから、それまでの日常が徐々に変化しはじめる。
一方、数年ぶりに精神科病院からの退院が叶った透。しかし彼の目の前には、諦観と絶望しか転がっていなかった。そんな彼のもとに、どこか生意気な三毛猫がひょっこりやってきて……。
心優しい人々は、その不器用さゆえに想いを伝えるのが決して上手ではない。けれど、だからこそ、「伝わるもの」があるはずだ。
頒価:800円
東京の西の街にある喫茶「コトノハ」。ここには人生に少し疲れてしまった人たちが、安らぎを求めて集う場所。
ある日、コトノハに「魔女」を自称する女性が現れたことから、それまでの日常が徐々に変化しはじめる。
一方、数年ぶりに精神科病院からの退院が叶った透。しかし彼の目の前には、諦観と絶望しか転がっていなかった。そんな彼のもとに、どこか生意気な三毛猫がひょっこりやってきて……。
心優しい人々は、その不器用さゆえに想いを伝えるのが決して上手ではない。けれど、だからこそ、「伝わるもの」があるはずだ。
頒価:800円
歌集 流るるる

私の歌は誰かのこころを揺らせるか。
短歌に対して自分なりに真剣に向き合った詠み下ろし99首を収録。
私の歌がもしも誰かのこころを揺らすようなことがあれば、それは(私にとって)ちょっとした事件です。共犯者になってくれませんか。
短歌に対して自分なりに真剣に向き合った詠み下ろし99首を収録。
私の歌がもしも誰かのこころを揺らすようなことがあれば、それは(私にとって)ちょっとした事件です。共犯者になってくれませんか。
頒価:500円
中編小説 しあわせのかたち

それが、わたしたちのしあわせのかたち。
解離性同一性障害(多重人格)の青年、裕明はパートナーの美奈子と暮らしている。ある日、二人の住む街で少女が連続して惨殺される事件が起きた。
その事件にどうも、裕明の別人格が関与しているらしくて――
これは、ときどき泣き虫になってしまう彼女と、ときどき派手に壊れてしまう彼の、穏やかな生活の風景画。
解離性同一性障害(多重人格)の青年、裕明はパートナーの美奈子と暮らしている。ある日、二人の住む街で少女が連続して惨殺される事件が起きた。
その事件にどうも、裕明の別人格が関与しているらしくて――
これは、ときどき泣き虫になってしまう彼女と、ときどき派手に壊れてしまう彼の、穏やかな生活の風景画。
頒価:800円
詩集 絶対的生存肯定学

生きるのに、いちいち言い訳や理由がいるのかよ。
書下ろし作品をふんだんに詰め込んだ詩集です。「1ページに一編の詩」という基本スタイルで「生きる」を肯定するための言葉を探しました。 無条件の絶対的生存の肯定に、難易度など存在しない。言葉は本能を決して超えないけれど、哲学は時として本能を制する、かもしれない。そんな一冊です。
書下ろし作品をふんだんに詰め込んだ詩集です。「1ページに一編の詩」という基本スタイルで「生きる」を肯定するための言葉を探しました。 無条件の絶対的生存の肯定に、難易度など存在しない。言葉は本能を決して超えないけれど、哲学は時として本能を制する、かもしれない。そんな一冊です。
頒価:200円
短編小説 光の花束

たとえ言葉が霧散しても、彼らの生きた痕跡は消えない。
精神科医の森下芳之は、ある日の夜勤明けに若き男性患者・篠崎隼人と出会う。隼人の口から繰り返し漏れる「ランパトカナル」という謎の言葉。その意味がほどかれて「彼ら」の過去が暴かれるとき、二人の間に不可思議な絆が訪れる。それを、いったい誰に咎めることができるだろう。人が人を「救う」こととは果たしてどういうことなのか。「救い」が起こるとき、いったい誰が「救われる」のか。(命を無条件に肯定することがなぜこんなにも困難なのだろうか。)問いかけはただ虚しく、「彼」の抱く傷だけがその答えを知っている。
精神科医の森下芳之は、ある日の夜勤明けに若き男性患者・篠崎隼人と出会う。隼人の口から繰り返し漏れる「ランパトカナル」という謎の言葉。その意味がほどかれて「彼ら」の過去が暴かれるとき、二人の間に不可思議な絆が訪れる。それを、いったい誰に咎めることができるだろう。人が人を「救う」こととは果たしてどういうことなのか。「救い」が起こるとき、いったい誰が「救われる」のか。(命を無条件に肯定することがなぜこんなにも困難なのだろうか。)問いかけはただ虚しく、「彼」の抱く傷だけがその答えを知っている。
頒価:800円
短編小説 星見ヶ丘

すべてを、星々は知っている。
新米臨床心理士の山岡佳恵は、初恋の人と意外な場所で再会する。彼は入院患者として、精神科病院に身を潜めていた。星になった「あの子」のことを記憶の奥に閉じ込めてでしか、彼は呼吸ができずにいる。二度と戻らない青春の日々。決して巻き戻らないからこそ、どこまでも愛しい時間。突然の佳恵との再会で訪れる、過日の痛みの残滓とは。
新米臨床心理士の山岡佳恵は、初恋の人と意外な場所で再会する。彼は入院患者として、精神科病院に身を潜めていた。星になった「あの子」のことを記憶の奥に閉じ込めてでしか、彼は呼吸ができずにいる。二度と戻らない青春の日々。決して巻き戻らないからこそ、どこまでも愛しい時間。突然の佳恵との再会で訪れる、過日の痛みの残滓とは。
頒価:500円
詩集 溢れる

痛々しいほどに、痛い。痛くあることをもう、恐れない。
書下ろし作品をふんだんに詰め込んだ詩集。「1ページに一編の詩」という基本スタイルでたくさん想いを込めました。いろいろがたくさんあふれてきて、いっぱい苦しかったからこそ生まれた一冊です。「痛々しいこと」を恐れていた頃の自分に伝えたい言葉を、届けにきました。
書下ろし作品をふんだんに詰め込んだ詩集。「1ページに一編の詩」という基本スタイルでたくさん想いを込めました。いろいろがたくさんあふれてきて、いっぱい苦しかったからこそ生まれた一冊です。「痛々しいこと」を恐れていた頃の自分に伝えたい言葉を、届けにきました。
頒価:300円
◆過去作品
中編小説 砂時計が止まる瞬間、雨がやんだ

それでも私は、あなたを愛せるだろうか。
「僕とユイは、5月のバラに祝福されて結婚式を挙げました」。 ある青年の幻想と静かな生活。あの雨の日、突然彼は彼女に告げた。 虚ろな瞳で、「君を傷つけるものは皆、殺してやる」と……。あまりにも鮮やかな妄想の囚われ人となった彼の苦悩と葛藤を、彼女は果たして受け止めることができるのだろうか。
「僕とユイは、5月のバラに祝福されて結婚式を挙げました」。 ある青年の幻想と静かな生活。あの雨の日、突然彼は彼女に告げた。 虚ろな瞳で、「君を傷つけるものは皆、殺してやる」と……。あまりにも鮮やかな妄想の囚われ人となった彼の苦悩と葛藤を、彼女は果たして受け止めることができるのだろうか。
短編小説 デート

死なせてたまるか、かかってこい。
死にたがりの「彼」と、それを阻止する「私」の逢瀬。ちっとも甘くなんかない、それはデートという名の「勝負」。決して私は負けられない。彼が「決断」してしまうのを、それこそ「必死に」止めなければならないからだ。今日もゴングが鳴る。上等だ、かかってこい。
死にたがりの「彼」と、それを阻止する「私」の逢瀬。ちっとも甘くなんかない、それはデートという名の「勝負」。決して私は負けられない。彼が「決断」してしまうのを、それこそ「必死に」止めなければならないからだ。今日もゴングが鳴る。上等だ、かかってこい。
長編小説 「彼」について

紅茶が冷めるまでに語られる、愚かな「彼」についてのお話。
患者の「死にたい」を純粋に叶えたいと願う精神科医、惨殺された遺体たちと流麗に会話する解剖医……。彼ら都市伝説に翻弄される若き刑事二人。「彼」を追いかけた果てに引き金に手をかけた瞬間、「何もかもを解してしまった」哀れな「彼」の、どこまでもくだらない結末について、もし知りたければどうぞ、こちらへ。
患者の「死にたい」を純粋に叶えたいと願う精神科医、惨殺された遺体たちと流麗に会話する解剖医……。彼ら都市伝説に翻弄される若き刑事二人。「彼」を追いかけた果てに引き金に手をかけた瞬間、「何もかもを解してしまった」哀れな「彼」の、どこまでもくだらない結末について、もし知りたければどうぞ、こちらへ。
中編小説 面影橋

「ねぇ先生、『春』ってなぁに?」
指先から徐々に黒蝶へと変化する奇病に侵された少女と、全て奪うことでしか満たせない不完全な存在、そして、不可思議な予言を行う青年の静かな人生。不可解な死体遺棄事件をきっかけに起きる『出遭い』……それは、人々から忘れ去られた『箱庭』での、小さな奇跡。
指先から徐々に黒蝶へと変化する奇病に侵された少女と、全て奪うことでしか満たせない不完全な存在、そして、不可思議な予言を行う青年の静かな人生。不可解な死体遺棄事件をきっかけに起きる『出遭い』……それは、人々から忘れ去られた『箱庭』での、小さな奇跡。
中編小説 桐崎くん

私が恋した人は、私の親友を埋めました。
私が好きになったのは、桐崎くんでした。きりさきくんでした。切り裂き、くんでした。親友の死をきっかけに結ばれてしまった、「私」と「桐崎くん」の、儚い青春。殺人鬼に恋しては、いけませんか?
私が好きになったのは、桐崎くんでした。きりさきくんでした。切り裂き、くんでした。親友の死をきっかけに結ばれてしまった、「私」と「桐崎くん」の、儚い青春。殺人鬼に恋しては、いけませんか?
中編小説 Rainbow after the Tempest

それでいいんだと思う。一緒に行こう。
激しい雨の後にこそ、空には虹がかかる。そして、見上げないと、その虹は見ることができない。どんな過去も傷も、痛みも過ちも、二人ならきっと、乗り越えていける。今こそ、歩き出そう。そう思えるのは、仲間が、友が、そして君がいてくれるから。精神障害を持ちつつ生きる「不器用な彼」と「泣き虫な彼女」の、新たな一歩。
激しい雨の後にこそ、空には虹がかかる。そして、見上げないと、その虹は見ることができない。どんな過去も傷も、痛みも過ちも、二人ならきっと、乗り越えていける。今こそ、歩き出そう。そう思えるのは、仲間が、友が、そして君がいてくれるから。精神障害を持ちつつ生きる「不器用な彼」と「泣き虫な彼女」の、新たな一歩。