砂時計

「僕とユイは、5月のバラに祝福されて結婚式を挙げました」 ある青年の苛烈な妄想と、彼に寄り添う彼女の決意を裁くかのように、今日もこの街には雨が降る。
「君を傷つけるものは皆、殺してやる」。それでも彼女は、彼を愛せるだろうか。

posted on2018.10.3.

第一話 ラナンキュラス

東京にも綺麗な星空が見える場所があってね。つけられた地名をそのまま使うのは野暮だから、僕は「星見ヶ丘」って呼んでる。子どもっぽい?  確かに、そうかもね。 もう一度見せてあげたい、星見ヶ丘の夜空を。ある仲間はね、降り注が […]