ESSAY

posted on2017.11.8.

言葉が抑圧を生む

彼の仕事、ライフワークとも深く関係することらしいのですが、先日、彼がこんなことを言いました。 「人間は、言葉という文明と引き換えに抑圧から逃れ得なくなったんだね」 アタマワルイ私にはイマイチ理解が追いつかないのですが、ど […]
posted on2017.11.1.

二人の「きず」な

似たような場所に傷を持つ私たちは、「絆」という言葉をあまり好まない。響きが「きず」を想起させるから、という理由だけではなく、それが往々にして人を縛り、抑圧するものだとよく知っているからだ。 私がヒステリックに自分を見失う […]
posted on2017.11.1.

雨の日、クッキーを焼く私と、

台風が近づいている日曜日。 私は気まぐれでクッキーを焼くことにした。 あなたはソファに身を沈めて、幻影と遊んでいる。 いつものことだ。 焼きあがったクッキーを見て 「ビスケット、おいしそう」と言うので、 「クッキーだよ」 […]
posted on2017.11.1.

花火大会に思うこと

私の住む東京の西の隅っこの街では、毎年そこそこの規模の花火大会が開催される。地元のスタジアムを貸し切り、ケーブルテレビ局が生中継するほどだ。 私の家は幸運なことに、マンションの最上階なので、打ち上げ花火の見放題……とまで […]
posted on2017.11.1.

夕暮れを美しく感じるわけ

夕暮れがなぜあんなにも美しく、人の心を揺さぶるのか考えてみた。 朝焼けとはまた違う、「ずんずん」と心を直撃するような、「重さ」のようなものを感じるのだ。 *** 夫がしばらく出張のため、久々に実家に帰った。実家は千葉県の […]
posted on2017.11.1.

夏休みが、終わる。

もうすぐ九月一日。夏休みが終わる。14歳だった私にとって、これほどの地獄はなかった。夏休みはまるで、酷刑の執行猶予期間のようだった。夏休みが終われば、私はまたあの苦痛を日々味わうのか。つらい。しんどい。……死にたい。 本 […]
posted on2017.11.1.

「不寛容」という鬼と闘う

例えばトイレに行きたくて切羽詰まっている時、隣の人にやさしい言葉をかけられる人は少ない。給料日前にちょっと苦しい時、積極的に多額の募金をしようとする人はあまりいない。 みんな、余裕がないからだ。 その余裕のなさは、「抑圧 […]